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英雄の証明

(20120301)

濃いオッサン萌え映画の感想あり注意。

映画の日だったので外出しました。
電車を間違って奈良へ連れていかれかけたのでMIゴーストプロトコルは観られなかったorz

英雄の証明/コリオレイナス

朝か夜しかなくて夜に鑑賞。劇場に自分含めて5人もいなかったけど此れは観て良かった!
オッサン同士の濃厚な愛憎劇(?)に思わず「シェイクスピアぱない…」と感嘆。
舞台から役者を街に移動させた舞台演劇のような物語。
でも戦争の映像は工夫を凝らした実に引き込まれるリアル感で構成された、すごく力の尽くされた見ごたえある映画でした。

まずは監督と主演をこなしたレイフ・ファインズに拍手。後でヴォルデモートのひとだって知りました。
(蛇足ですがシリウスファンの私は4作目までしか読んでないし映画は3作目までですorz)

主役のマーシアス(コリオレイナス)は孤高の戦士で、なんか可哀想なオッサンでした。
剣として育てられた男です。執政には向いてないよね、うん。そのソリッド具合は思わず見守りたくなる感じ。

その宿敵、オーフィディアスのジェラルド・バトラーは素敵な色男で、街の人にも気さく。
いい人っぽいのに、一方で滲み出る人間の生々しい部分もあって、観ているこちらは声を堪えるしかないw

設定は現代だけどそれ以外は原作まま。
古典演劇の台詞回しなので、心理や真意を理解するのが若干難しかったし分からなかった部分もあるけど、
雰囲気の重厚さやカッコよさ、何より宿敵への敬意だか執着だか憎しみだか何だか分からないまでに高まって行く感情そのままの台詞がいっぱいで…

映像とあいまって、萌えざるを得ませんでしたw

以下はネタバレありです

拍手[0回]

流れ>祖国の剣となって戦い続けたローマ(っていう都市)最強の戦士は高慢な態度を非難され、活動家らに煽られた民衆によって追放され放浪。
宿敵に元に向かい、おまえの元で戦わせろ(さもなくば、この首を切れ)と要求、
宿敵は「おまえを抱かせてくれ」と熱い抱擁の挙句、
「新婚の妻を家に迎えたときよりも心が激しく躍っている」と大歓迎。
な に を い っ て い る ん だ … (どよどよ)
 
マーシアスはスキンヘッドなんですが、伸びた髪の毛をオーフィディアスがバリカンで刈ってあげるシーンは、まるで手ずから花嫁の支度を整えてあげているようですらありました。
嘘はついてないよ!
有能な指揮官オーフィディアスと鬼神の如き復讐の神マーシアスはローマ目指してレッツ進撃。
やばい超やばいと今更慄くローマ。
仲間の支持を得るマーシアスに若干心を曇らせるオーフィディアス。
ローマを焼き尽くしたとき、彼は自分のものになる…。

かつての部下やマーシアスを何とか庇おうとしていた親友メニーニアスの説得を拒否したマーシアスの元へ、最後にやってきたのは強い影響力を彼に対して持っていた母と、美しい妻と息子。
いやスルーするやろと思ったものの、凄い必死の説得に心が動いたのか、涙を浮かべ和睦の案を受け入れるマーシアス(その場でオーフィディアスも同意)に「え、いいの?」とこっちが戸惑いましたw
だってあんなに頑なだったのに。

無事に二つの都市は和睦するものの、マーシアスはローマに残らず、オーフィディアスの下で戦いたい、と身一つで帰ってきます。
ところが、待っていたオーフィディアスには裏切り者呼ばわり…。
(マーシアスを迎えたことで、仲間達の心が誘惑された?的なしこりがあった模様)
侮辱され憤るマーシアス。
オーフィディアスの部下に囲まれズタボロに刺されるマーシアスを、最後に歩み寄って抱き締めるオーフィディアス。
項に掌を添えて肩口に頭を抱き寄せ、まるで何かずっと耳に囁き続けているかのようなシーンに音はなく、とどめを刺したナイフを引き抜き、ぐったりと事切れたマーシアスをそっと道路に寝かせる。
なきがらの前に跪いたオーフィディアスの若干呆然としたような表情。
荷台に寝かされたなきがらを映して、終幕です。

マーシアス…いや、コリオレイナス、せつねぇです…。

とにかくもう充実感が半端ないです。
オッサン大好き愛憎大好きな人には全力でお勧めします。

追記:映画.comのインタビューで吹いた。
インタビュアーはバトルシーンを「エロティック」と表現。
確かに市街戦でナイフを手にした一騎打ちがあるけど、迫力と同時にセクシャルな空気が漂ってる。
(※レイフは特殊部隊で訓練までしたので、戦闘シーンは本当に凄いです)
監督いわく「両者は潜在的にラブ・アンド・ヘイトの関係だ。憎みながらも惹かれ合うというような」。
マーシアスに相対するに相応しい相手役として、ジェラルドはパーフェクトだったみたいですね!
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I met MarkOwen 090613.

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05,06,08/0414 SISYLTour

ロブのSwingLive観てきました!
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29,30/0614 SwingsBothWaysLive

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29,30/0515 TakeThatLive2015

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